もも太郎 もしも・・・

もしも・・シリーズ

もし桃太郎が弱かったら(新しい昔話)

昔々 貧しい村の お寺の門前に
小さな男の子と桃が三つおかれていました

おじいさんとおばあさんは お寺の和尚様と相談して
その子を 引き取ることに決めました
その子を「もも桃太郎」と名付け、大切に育てました

けれど もも太郎は、
村の子どもたちより 体が弱く 力もありませんでした
重い荷物も持てず 走るのも遅く からだも弱く小さく
おじいさん おばあさん 村の人たちは心配です


ある日 山奥の鬼ヶ島村の鬼たちが
村を困らせていると聞きます
「ぼく 鬼ヶ島村へ行きます」
しかし村人たちは驚きました

「お前のように弱い子では無理だ」

「鬼たちには勝てない」

それでも桃太郎はあきらめませんでした
でも 村の役に立つように 鬼退治に出かけました


もも太郎には 特殊な能力がありました
動物たちと話す ことができました
村には子供が少なく 友だち 少ないため
動物たちが 何よりの 友だちでした


もも太郎は一人 旅の途中 仲間との出会い
犬・猿・キジに 出会います

犬は言いました

「本当に鬼退治なんてできるのか?」

桃太郎は静かに答えました

「ぼく一人では 無理です
 だから 力を 貸してください」

その言葉を聞いて
犬たちは少しずつ 心を動かされました
鬼ヶ島村へ 着くと
鬼たちは大笑いしました

「こんな弱そうな子が来たぞ!」

もも太郎は震えていました
けれど逃げませんでした


すると犬や猿が 鬼の足元へ飛びつき
攻撃して キジは空から指示など送ります
もも太郎自身 強くありませんが
でも 仲間たちを信じ 知恵を使い
力を合わせました

最後 鬼たちは負けました

しかし もも太郎は鬼を傷つけすぎず
こう言いました

「力だけでは、本当の強さにはならないよ」

鬼たちは静かにうなずき
村を襲わないと約束しました

この話の意味

元の桃太郎:
「悪を倒す英雄」

弱いもも太郎:
「弱くても、人は前へ進める」


変わるテーマ

元の 桃太郎弱い もも太郎
協力
勇敢さ成長
鬼退治対話
英雄普通の人

現代的な意味

今の時代では、
「一人で強くある」より

  • 助けを求める
  • 仲間と協力する
  • 弱さを認める

という物語の方が、
共感されることも多いです

ご覧になった皆様

昔話を「別の視点」で見ると 物語はまったく違う意味になります・・・

コメント