山形の立石寺(山寺)は 長い石段で知られています
昔 足の悪いひとりの老婆が
「一生に一度でよい 山寺の奥の院にお参りしたい」
と言って 杖をつきながら石段をのぼり始めました
村人たちは言いました
「やめたほうがいい 途中で倒れる」
「若い者でも苦しい道だ」
それでも老婆は 一段のぼっては合掌し
また一段のぼっては「南無・・・」と唱えました
日が暮れそうになったころ
ひとりの小僧が現れ 「おばあさん 荷を持ちましょう」と言って
老婆の荷物を軽々と持ってくれました
小僧に励まされ 老婆はついに奥の院へたどり着き
涙を流してお参りしました
ところが ふと振り返ると
あの小僧の姿はどこにもありません
後で住職にその話をすると 住職は静かに言いました
「それはこの山の仏縁に導かれたのでしょう
真心の祈りには 道を助ける者が現れるのです」
老婆はその後
「石段は足でのぼるのではない 心でのぼるものだ」
と語ったそうです
山形県 立石寺に伝わる話だそうです
このお話の 教えとは?



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